2025年5月4日「救い、それはキリストの福音」

 ガラテヤの信徒への手紙は、「キリストの福音」と「キリストの自由」を明らかにした手紙です。宗教改革者マルティン・ルターは、「私はこの手紙と結婚した」と言うほどにほれ込み、宗教改革を推進する原動力となった手紙です。
 ガラテヤの人々は、パウロが去ったあとに律法遵守を説くユダヤ人キリスト者によって、パウロが伝えた「キリストの福音」から離れようとしていました。なぜなら、ユダヤ人キリスト者たちが、救われるためには「割礼」を受けてユダヤ人のようになって、律法を守らなければならないと教えていたからです。
 しかし、人間は、律法を守り通すことはできません。私たちが神様との交わりを回復する救いへの道は、神様の恵みであるキリストの福音のみです。ですからパウロは、キリストの福音に何かを加える必要はないことを教えて、ガラテヤの人々の信仰を真の福音に戻すために、この手紙を書き送るのです。(牧師 篠田 裕俊)