聖書 マルコによる福音書2章23節~3章6節
安息日は、神様が天地創造を終え、完成した世界を祝福されたことに由来します 。それは人が神様の前に立ち帰り、救いと解放を喜び、命を回復させるための日でした。しかし、イエス様の時代は、安息日を「命を守る戒め」から、人々を監視し縛り付ける「39種類の規則」へと変えてしまっていました。
今日の聖書箇所で、イエス様は二つの出来事を通して安息日の真意を語られます。一つは、空腹のために麦の穂を摘んだ弟子たちの姿です。イエス様は「安息日は人のために定められた」と説き、規則よりも人間の命が優先されるべきであることを示されました。もう一つは、会堂で手の萎えた人を癒された出来事です。人々は「安息日に癒し(労働)を行うか」とイエス様を陥れようとする中で、イエス様は、安息日に「善を行うこと、命を救うこと」の正当性を宣言されました 。
安息日の主であるイエス様は、今も私たちに「手を伸ばしなさい」と招いておられます。日曜日の礼拝は、規則を守るためではなく、復活の主による新しい命を喜び、主の愛に触れて心身を回復させるためです。正しさで人を裁くのではなく、主の愛に応えて、命を慈しみ、善を行う一週間へと歩み出しましょう。(牧師 篠田 裕俊)