聖書 マルコによる福音書4章1~9節
マルコ福音書の「種を蒔く人のたとえ」は、分かりやすく教えるための話しではなく、聞く者の生き方と信仰を問う話しです。ここで取り上げられた四つの土地(道端、石だらけ、茨、良い土地)は、私たちの心の状態を指しています。しかしイエス様は、さらに踏み込みで、私たちは「土地」であると同時に、神様によって世界に蒔かれた「種」でもあると言われます。イエス様は、私たちの心に御言葉の種を蒔くだけでなく、耕し、整え、実を結ぶまで関わり続けてくださるお方です。最初から良い土地である人はいません。イエス様によって整えられて、豊かな実りへと導かれるのです。
イエス様は、「私があなたを良い土地にする」と招かれています。これこそが福音です。自分の状態に一喜一憂するのではなく、今も心を耕し続けてくださるイエス様を信頼し、人生を委ねて歩むとき、三十倍、六十倍、百倍という想像を超えた神様の祝福の収穫が約束されているのです。(牧師 篠田 裕俊)