「大胆に祈る」 創世記24:11-14

「大胆に祈る」 創世記24章11-14節

今日は創世記アブラハム物語の中から学びたいと思います。

旧約聖書はその内容とまたその量から敬遠されがちですが、実に豊かな人類の知恵と豊かな霊性の物語に満ちています。

まず、創世記ですが、天地創造物語に始まり、人類の創造、罪の起源、現代の原子力を思わせるバベルの塔、また人類の滅びの予言ノアの方舟物語、それにアブラハム、イサク、ヤコブ物語と、小さな物語の飽かせない豊かな物語に満ちています。

今日はその中からアブラハムのイサクの嫁選びの物語です。600キロの旅、砂漠の道を歩いて長旅をして来た、アブラハムに全権を託された、執事エリエゼルは途方に暮れています。

知らない土地、知らない人ばかりの中で、大事なアブラハムの長子イサクのお嫁さんをどう探した良いのでしょうか。エリエゼルは人々の集まる井戸のほとりで祈るのです。その祈りが今日の聖書の箇所です。なんと大胆な無鉄砲ともいえる祈りでしょうか。

しかしこの祈りは神様に全て御委ねした大胆なまでの、神を信頼しきった祈りの姿があります。しかもエリエゼルは大胆に神に信頼して祈るのです。そしてその祈りは神に聞かれ理想的な最善のお嫁さん探しになったのでした。神に信頼し祈る者には、神は真実に答えて下さると言う祈りの典型が此処にあります。私達もその祈りの内容は異なっても、神を信じ、大胆に神に信頼して祈りたいと思います (和白バプテスト教会:川野直人協力牧師)