イエス様は、弟子の中から12人を選ばれて、汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いを癒す力を与えられ、「天の国は近づいた」ことを宣べ伝えるように命じられます。それとともに、国家権力や宗教指導者からだけでなく、家族からも迫害されるが、「蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい」と言われます。つまり、迫害にあった時には、殉教するのではなく、蛇のように賢く逃げ出し、鳩のように素直な信仰を保ち続けなさいと言われるのです。
11日は、「建国記念の日」です。教会は、この日を「信教の自由を守る日」としています。それは、憲法で保障されている基本的人権である「信教の自由」が侵された歴史を忘れることなく、それを守り続けることを確認する日としてしているからです。イエス様が予告された「信教の自由」に対する迫害の音が大きくなっているようです。私たちは、そうならないように、蛇のように賢く、鳩のように素直になって、信教の自由を守って歩んで行きましょう。(牧師 篠田 裕俊)