イエス様の「山上の説教」に感動した人々は、イエス様と一緒に山から下りてきます。すると、一人の重い皮膚病を患っている人が、イエス様に「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と嘆願します。イエス様はその人に触られていやされました。また、異邦人の百人隊長が、自分の僕が中風で苦しんでいることを訴えると、イエス様は百人隊長の信仰を見られて、「あなたが信じたようになるように」と言って、僕をいやされます。さらにペトロの姑が、寝込んでいるのを見られると、その手に触れられていやされます。
いやされた三人は、当時のユダヤ社会から疎外され、軽視されていた人たちです。三人が、イエス様に求めることが出来たのは、イエス様の御言葉を信じたからです。それは、イエス様に直接会えない私たちにとって、とても重要なことです。イエス様の御言葉は、聖書に記され、礼拝によって証しされます。御言葉には、権威と力があります。それを信じる時、イエス様は、「わたしが行って、いやしてあげよう」と言われて救ってくださるのです。その恵みに感謝して、イエス様の御言葉を聞きながら歩んでいきましょう。(牧師 篠田 裕俊)