2025年1月1日 「主イエスに導かれて」

 新年あけましておめでとうございます。今年は、有田教会・早良教会・野方教会・田隈教会の四つが一緒になっての元旦礼拝です。5年ぶりに四つの教会の兄弟姉妹と一緒に元旦礼拝を献げることができますことを感謝いたします。
さて、キリスト教暦では、1月6日は、占星術の学者たちがイエス様を礼拝した日、つまり「主の公現日」です。今日は、その占星術の学者たちが、どうしてイエス様を拝みに来たのかを考えて見たいと思います。
 ユダヤのヘロデ王の治世の時、東方の国の占星術の学者たちは、遠いユダヤの上に、今まで見たことがない星を見つけます。占星術とは、古代バビロニアで始まったもので、地上での物事の動きは、太陽・月・星などの動きによって支配されていると考えて、国家や王家の吉凶判断に使われていました。
彼らは、ユダヤに何か異常のことが起こったのではないかと考えていろいろと調べます。そして、かつてアッシリア、バビロン、ペルシアで捕囚の民とされていたユダヤ人に伝えられていた「ユダヤ人の王」、つまり「救い主」の預言を知ります。彼らは、自分たちの国に何らかの影響を及ぼすと考えたのでしょう。それを確かめるために、「ユダヤ人の王として生まれた方を拝む」ために遠いエルサレムに旅立ちます。
 占星術の学者たちは、エルサレムに着くとヘロデ王に、「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」と尋ねます。それを聞いたヘロデ王とエルサレムの民は不安を抱きますが、聖書にユダヤ人の王が生まれるのはベツレヘムであることを教えます。
 その御言葉を信じた占星術の学者たちが、ベツレヘムに向かうと再び星が現れてイエス様のところに導きます。彼らは、喜びに溢れて幼子イエス様に出会い、黄金・乳香・没薬という宝物を献げて、イエス様を礼拝します。そして、彼らは夢の中で、神様から、「ヘロデのところへ帰るな」とお告げを受けると、神様に従って別の道を通って帰っていきます。
 占星術の学者たちのその後の人生について、聖書は何も語りません。彼らは異邦人ですので、イエス様を拝む必要などありません。しかし、神様は、人間を神様との交わりの中に生きるものとして造られました。つまり、自分では意識していない魂の深いところには、神様を求める心が与えられているのです。彼らは、この世の占星術に従ってエルサレムに来ましたが、主イエス様の導きによって心の扉を開き、イエス様を救い主と信じる者へと変えられ、神様のお告げに従ってて自分の国に帰りました。彼らは、異教の国に帰っても、イエス様を救い主と信じた生涯であったに違いありません。
2025年、どんな一年になるでしょうか。私たちの上には、イエス様を示す星が輝いています。イエス様に導かれる道は、喜びに溢れています。イエス様はいつもあなたと共におられます。その恵みを感謝して2025年もイエス様に従って歩んでいきましょう。(牧師 篠田 裕俊)