2025年3月9日「私たちの思いを遥かに凌ぐ、神様の恵み」

 マタイ福音書には、23のたとえ話がありますが、現代の私たちからすれば理解しがたいものもあります。その一つに「ぶどう園の労働者」のお話しがあります。この話しは、ぶどう園の主人が、朝早くから夕方まで5回に亘って労働者を雇います。そして、仕事が終わると主人は、朝早くから働いた人も夕方から働いた人もみんな同じ賃金を、支払ったというお話しです。私たちの常識からすれば、朝早く働いた人と夕方から働いた人の賃金が同じということは考えられません。朝早くから働いた人は、主人に不平を言います。それに対して主人は、「友よ」と呼びかけてから、「あなたに不当なことはしていない。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。自分のものを自分のしたいようにしては、いけないか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか。」と諭します。
 このお話しは、天の国のたとえ話です。この世の常識は、働きが多いものに多くの恵みが与えられます。しかし、天の国では、雇われた時間は違っても、神様の呼びかけに応じる時、先の人も後の人も同じように救いと恵みが与えられるとイエス様は言われるのです。あなたは、イエス様のお話しに納得できるでしょうか?(牧師 篠田 裕俊)