私たちは日々、恐れや欲望に揺れながら、「誰の声に従うのか」という選択を迫られています。バラムとバラクの物語は、その問いに向き合う私たちに多くのことを教えくれます。
モアブ王バラクは、神の民イスラエルを恐れ、占い師バラムに呪いを依頼します。一方、バラムは、初めは神の御心に従うものの、金銀に心を動かされ、欲と信仰の間で揺れ動きます。神様はそんなバラムを見捨てず、ロバを通して御心を伝え、彼の目を開かれました。
この出来事は、私たちが誤った方向へ進んでしまう時、神様は思いがけない方法で語りかけ、正しい道へと導いてくださることを教えています。最終的にバラムは、人の期待や恐れではなく、神様の御心に従ってイスラエルを祝福します。たとえ周囲の声がどれほど大きくても、神様の語りかけに耳を傾けることが、真に祝福された歩みへの道です。私たちもまた、さまざまな声に囲まれています。しかし、心静かに神様の御声に耳を傾け、「主が語られることだけを語る」ものでありたいと願います。(牧師 篠田 裕俊)