今年は敗戦から80年です。世界では今も戦争が続き、人々の苦しみは絶えません。聖書は、対立の原因を「罪」と語ります。人が神様から離れることで、他者との関係が壊れ、敵意が生まれるからです。そして、お互いの間には、「敵意という隔ての壁」が築かれることになります。私たちも、自らの「正しさ」を振りかざすことで、見えない壁を築いていないでしょうか。そのような私たちのために、イエス様は、対立するものの間にある「敵意という隔ての壁」を、ご自身の十字架によって取り壊され、ご自身の命をもって和解へと導きます。そして、イエス様は、「平和の君」として、神様との正しい関係を回復してくださるのです。
キリストは、敵意を越えて私たちを一つとし、教会という神の家族へと招いてくださいます。私たちは、キリストを「かなめ石」とする聖なる神殿として組み合わされ、真の平和に生きる存在へと変えられていくのです。
この8月、私たちはイエスの平和に応え、小さな一歩として、祈り、優しさ、赦しをもって平和を実践してまいりましょう。(牧師 篠田 裕俊)