2025年8月10日「「平和に関する信仰的宣言」を読む①」

 今週15日、敗戦から80年を迎えます。この80年間、日本は戦争の惨禍から守られてきましたが、世界では今も紛争が絶えません。そのような中、私たちは、「平和」とは何かを聖書から学んで歩んで行くことが求められています。日本バプテスト連盟の「平和に関する信仰的宣言」は、単なる政治的声明ではなく、イエス・キリストによって解放され生かされた者の信仰告白であり、「戦争や暴力に加担することはできない」という生き方を告白するものです。
 平和宣言は、十戒を土台にし、律法は救いの条件ではなく、救われた者が恵みに応えて歩む道標であることを示しています。律法主義は否定されますが、律法そのものは神の意思として大切にされるべきであり、福音と一体です。赦された者は赦し、愛された者は愛するように、恵みは行動を生みます。「できない」という言葉は、人間の決意ではなく、キリストへの従順から出る告白です。
 教会は救われた者の群れとして、平和をつくりだす使命を担っています。今こそ教会は「十戒を死文と化してはならない。教会は十戒を生きる」との宣言に応えて、「平和をつくりだす人」として歩んでいきましょう。(牧師 篠田 裕俊)