2025年11月30日「小さき者に届く希望の献金」

聖書 使徒言行録4章32節~5章11節

 待降節第一主日に灯された小さなキャンドルは、暗闇に差し込む「希望」の象徴です。世界バプテスト祈祷週間を覚える今日、私たちが献げる献金もまた、小さな灯火のように世界の誰かの心に希望を届けます。
 使徒言行録には、復活の主に出会った初代教会の人々が「ひとつの心」となり、互いの必要を満たし合っている姿が描かれています。彼らが喜んで与えることができたのは、すべてが神様から与えられた恵みだと知っていたからです。バルナバは畑を売り、代金すべてを喜びのうちに献げました。一方、アナニアとサフィラは「全部献げたふり」をして神様の前で偽りを働きました。献金は金額ではなく心の誠実さが問われます。
 聖書は、献金の意味を三つ示します。第一に、献金は神への感謝のしるし。第二に、心の優先順位を神に向ける信仰の行為。第三に、教会を通して小さき者に届く愛の実践です。
イエス様は「最も小さな者にしたのは、わたしにしたのである」と言われました。私たちの献金は、届く相手を知らなくても、主の御手で祝福され、世界の小さき者に希望の光となります。私たちの小さな献げ物が、アドヴェントの灯火のように光を放つことを覚え、喜びをもって神様に応答していきましょう。(牧師 篠田 裕俊)